2012年3月アーカイブ

道すがら時々この凹凸鏡面に映る風景を見ている。
私の歩行に合わせて、鏡に写ったビルも変形する。いつも面白く眺めてながら歩いていた。
ゆっくり歩くとゆっくりと、早足だと或る瞬間急激にビルに映るビルは崩壊する。
約1年前この幻影は震災という名の現実となり、私達に大きな衝撃を与えた。
おそらく私たちは物の崩壊や消滅ということを日常的にはそれほど意識してはいないのだろう。
崩壊の現実を、脳裏に刻んでおこうと思う。

幻影ビル.JPG


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