2014年1月アーカイブ

毎年お正月のTVやイベントは「初笑い〜〜」タイトルで大いに賑わいます。
ところで「笑い」そのものが神事になっていることも多いですね。
笑いの神事では大阪の枚岡神社の注連縄掛神事通称、笑い神事)」と名古屋熱田神宮の酔笑人神事(通称、オホホまつり」が有名ですが、和歌山県の丹生神社に伝わる「笑いまつり」も、なんとも人間的な言い伝えで、愉快です。
『神代の昔、丹生都姫命(にふつひめのみこと)が出雲の神様の集会に遅刻して、気を落としている姫を村人は"笑え、笑え祭り"を行い慰めたところ姫は笑顔をとり戻し出雲へ出立した』というのがその由来と言われています。笑いにはその場を変化させるエネルギーがあると言われていますが、この由来などはまさに場を変化ささせた「笑いのちから」そのものですね。
(神様に落ち込んでいられては村人も困ります・・・)
熱田神宮の酔笑人神事では、境内の灯りが全て消された闇の中でとりおこなわれるという。神職達は、古来より決して見てはならないと伝えられる神面を装束の袖にいれて、お互いが扇で神面を軽く叩いた後、神職全員が「オホホ」と笑い合うという不思議な神事。
決して見てはならない神面とは、いかなる面なのでしょうか? 闇の中で執り行われるというのもなんとも神秘的ですね。

「笑いのちから」でいい1年を!
ゑびす2014_2.jpg
ゑびすさま by S.W(上記の笑いの神事とは関係ありません)

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